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ホームページ制作の費用相場はいくら?依頼先別の目安と見積もりの見方【2026年】
ホームページを作りたいと思っても、「制作費はいくらくらいかかるのか」「制作会社から届いた見積もりは妥当なのか」と悩む方は多いのではないでしょうか。
ホームページ制作の費用は、依頼先やページ数、必要な機能、原稿や写真の準備状況などによって大きく変わります。そのため、「ホームページ制作の相場は○万円」と一つの金額だけで判断するのは難しいものです。
この記事では、公開されている調査や料金情報をもとに、ホームページ制作費の目安と、見積もり金額に差が出る理由を紹介します。見積もりを比較する際の確認ポイントもまとめましたので、制作を検討する際の参考にしてください。
ホームページ制作の費用相場は、依頼内容によって幅がある
ホームページ制作費の目安は、依頼先や制作の進め方によって異なります。2026年5月時点の公開情報をもとにした目安では、自作やテンプレート型のサービスは比較的費用を抑えやすく、制作会社に企画やデザインから依頼する場合は、より多くの費用がかかる傾向があります。
制作方法・依頼先 | 初期費用の目安 |
|---|---|
無料・簡易ツールで自作 | 0円〜数万円程度 |
CMSサービスとテンプレートを利用 | 0〜30万円程度 |
フリーランスへ依頼 | 10〜80万円程度 |
中小規模の制作会社へ依頼 | 50〜300万円程度 |
大手代理店・本格的なカスタム制作 | 300万円以上 |
これはあくまで広い目安です。同じ依頼先でも、テンプレートを使うか、オリジナルのデザインを制作するか、原稿作成や写真撮影を含むかなどによって金額は変わります。相場だけでなく、見積もりにどの作業が含まれているかを確認することが大切です。
実際の発注データでは、50万円以下の案件が約6割
Web制作の相談サービス「Web幹事」が公表した調査では、2022年から2023年に同サービス経由で発注された新規サイト846件の制作費について、平均額は82.5万円、中央値は43.4万円でした。50万円以下の案件が57%を占める一方、100万円を超える案件も含まれています。つまり、平均額だけでは個々の案件の費用感を判断しにくいことが分かります。
また、2026年に実施された別の調査では、過去5年以内にホームページ制作を外部へ依頼した303人の回答で、実際にかかった費用は「30万円〜50万円未満」が最も多い価格帯でした。調査対象や方法が異なるため数字を単純に比較はできませんが、費用には幅があり、依頼内容によって異なることがうかがえます。
ホームページ制作の費用に差が出る主な理由
1. サイトの目的と種類
会社案内を目的とするコーポレートサイト、問い合わせ獲得を目的とするLP、採用応募につなげる採用サイト、商品販売を行うECサイトでは、必要なページや機能が異なります。
たとえば、会社情報やサービス内容を掲載するサイトと、商品購入・決済・在庫管理まで行うECサイトでは、必要な設計や開発の工数に差があります。何を達成するためのサイトなのかを明確にすると、必要な機能や費用を検討しやすくなります。
2. ページ数と掲載する情報量
ページ数が増えると、ページの設計やデザイン、コーディング、内容の整理にかかる作業が増えます。ただし、単純にページ数だけで費用が決まるわけではありません。
同じ10ページのサイトでも、共通のデザインを使って制作するページが中心なのか、それぞれ異なる構成や機能を持つページなのかによって、必要な作業量は変わります。
3. デザインの作り方
既存テンプレートを活用する場合は、デザインを一から設計する場合に比べて費用を抑えやすい傾向があります。一方で、会社独自のブランドイメージや、競合との違いを伝えるデザインを作る場合は、ヒアリングや構成、デザイン制作に時間がかかります。
「オリジナルデザインにするか」「テンプレートを活用するか」は、費用だけではなく、サイトで伝えたい内容や今後の運用方法も踏まえて検討しましょう。
4. 原稿・写真を誰が用意するか
掲載する文章や写真を自社で用意するのか、制作会社に取材・撮影・ライティングまで依頼するのかによっても費用は変わります。
原稿や写真の準備を制作会社に依頼すると、その分の費用はかかります。一方、自社の強みやサービスの内容を整理したうえで制作できるため、情報の伝わりやすさにつながる場合もあります。
5. CMSや問い合わせフォームなどの機能
公開後に自社でお知らせやブログを更新するためのCMS、問い合わせフォーム、予約機能、会員機能などを導入する場合は、機能の設定やテストに費用がかかります。
必要な機能を最初にすべて盛り込むのではなく、「公開時に必要な機能」と「後から追加できる機能」を分けて考えると、予算を整理しやすくなります。
初期費用だけでなく、公開後の費用も確認する
ホームページは、公開後にもサーバー・ドメイン費用、保守管理費、更新費用などが発生することがあります。初期費用が安く見えても、毎月の費用や更新作業の料金を含めると、数年間の総額が大きくなる場合があります。
2026年の調査では、ホームページの月額費用として「1万円〜2万円未満」が最も多く、回答者の55.8%は月額1万円以上を支払っていました。調査対象にはさまざまなサイトや契約内容が含まれるため、すべてのホームページに当てはまる金額ではありませんが、月額費用も事前に確認する必要があります。
見積もりを比較するときは、初期費用だけでなく、公開後にかかる費用も含めて確認しましょう。
- サーバー・ドメイン費用
- 保守やバックアップの費用
- テキストや画像を更新する費用
- ページ追加や機能変更の費用
- 契約終了時のデータ引き渡しや移管の条件
見積もりを比較するときに確認したいポイント
複数の制作会社から見積もりを取る場合は、金額だけでなく、作業内容や納品後の対応も見比べましょう。
特に、次の項目が見積もりに含まれているか確認すると、会社ごとの違いが分かりやすくなります。
- 企画・構成・サイトマップの作成
- デザインとページ制作の範囲
- 原稿作成・写真撮影
- CMSや問い合わせフォームの設定
- スマートフォン対応
- SEOの基本設定
- 公開前の表示・動作確認
- 公開後の修正対応や保守内容
- サーバー・ドメインの契約者と管理者
安い見積もりが悪い、高い見積もりがよいと一概にはいえません。どこまでの作業を誰が担当するのかを確認し、自社が求めている内容に合った見積もりかどうかで判断しましょう。
ホームページ制作を依頼する前に、目的と優先順位を整理しよう
ホームページ制作の費用を考えるときは、まず「誰に何を伝え、どんな行動につなげたいのか」を整理することが大切です。
目的が決まると、必要なページや機能、制作後の運用方法を検討しやすくなります。すべてを一度に実現しようとせず、公開時に必要なものと、今後追加するものを分けておくと、予算も調整しやすくなります。
ホームページ制作の見積もりや制作内容で迷っている場合は、まず現在の課題や実現したいことを整理するところから始めてみてください。
AIの活用で、予算に合わせた制作ができる場合も
近年は、AIを制作工程に取り入れ、情報整理や構成案の作成、原稿やコードのたたき台づくりなどを効率化する制作会社もあります。
AIを活用できる工程を見極めることで、制作の質を保ちながら進行を速めたり、限られた予算に合わせて制作範囲を調整したりできる場合があります。
ただし、AIを使えば自動的に費用が安くなるわけではありません。大切なのは、AIの出力をそのまま使うのではなく、目的に合っているか、内容に誤りがないかを人が確認し、必要な修正や検証を行うことです。見積もりを比較するときは、AIの使用有無だけでなく、どの工程を効率化し、どの作業に人が関わるのかも確認してみましょう。